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「ゆるさ」ってことが大事だと思いませんか?
唐突に「なんだ!?」って思った方も多いかもしれませんが、最近特に「ゆるさ」が大事になってきていると思っています。
そう思ったのは
都会女子、移住政策の常識は古い 人口争奪でなく循環【ゆるパブ】(福井新聞 2017年6月20日)
この記事が発端ではあるのですが、僕自身の経験も踏まえて今回は綴っていきます。
(出典:pixavy)
「ゆるさ」とは形容詞「ゆるい」の名刺形です。
よい意味では、落ち着いている、ゆったりしている、力みがない、のんびりしているなどの意に使う。
意味は上記にある通り『落ち着いている』『ゆったりしている』『力みのない』といったもので、つまり『ゆとり』や『余裕』、『余白』を指しているかと思います。
ガチガチに規則や規範で決まっていることではなく、ある程度の自由さがそこにはあるということだと個人的には考えています。「ゆるさ」には同時に『自由にできる余白』が存在しています。
今、この「ゆるさ」が必要だと感じています。
どういうことか?ここから解説していきたいと思います。
(出典:ぱくたそ)
単刀直入に言えば
「きっちりやること」に限界が訪れているからです。
※「きっちりやる」とは「ゆるさ」の対極にあることです。
時代の変化のスピードが速くなってきている中で、明治維新以降から行動経済成長期までの人口増大や大幅な経済成長などの時代に「きっちりやる」は大量生産・大量消費社会には適合していたと思います。
しかし、大量生産・大量消費社会が終焉し、人口減少、大幅な経済成長も期待できない時代になり、これまでの「きっちりやる」ではうまくいかなくなっているのではないでしょうか?
昨今話題となっている「働き方改革」における長時間労働の是正、働き方の多様化として副業・複業など新たな選択肢への関心の高まりがまさに人々の感情の中に「きっちりやる」ことよりも「ゆるさ」などをどこかで求めている証拠なのではないでしょうか?
これまでは「きっちりやる」ことで上手くいっていた。
でも最近、今まで通りやっていても成果が上がらなくなってきた。また、長時間労働・過労死(自殺)問題などに見るように、身体や精神がそこに付いていけなくなってきており、限界を迎えているのだと思っています。
だから今こそ「ゆるさ」が必要だと思います。
(出典:pixabay)
起業にしろ、副業・複業(パラレルワーク)、フリーランス、移住…
働き方や生き方のが多様化している中で、今必要なのは「ゆるさ」だと思います。
どういう事か?と言えば
もっと簡単にそれぞれの選択肢に挑戦できるようにすることが必要ということなんです。
今回ピックアップした
都会女子、移住政策の常識は古い 人口争奪でなく循環【ゆるパブ】(福井新聞 2017年6月20日)
こちらの記事でも触れられていると思いますが
「移住」一つを取ってみてもハードルが高いんです。必須ではないですが…下記のような暗黙の了解(もしくはルール)が存在していることが多いと思います。
・地域に溶け込まないといけない
・移住したら子供を産まないといけない
・起業/農業をしないといけない
都会から「移住」をしたいと思っている人は
都会の喧騒から逃れて、田舎でのんびりしたい、つまり「ゆるさ」を求めていたりするのに
また都会に住んでいた時のようにプレッシャーをかけられてしまう…。
こうなると当然「移住」したい!って思う人の母集団は減っていきます。
※ハードルが高い分、「それでもいいよ!」って言える人は当然少なくなるかと。
この手の話は起業や複業、フリーランスとか働き方の話でも同じことだと思います。
起業/複業/フリーランスをしたら●●でないといけない!
(例えば『上場しないと…』『儲けないと…』『拡大しないと…』)
こういうプレッシャーがあると「ハードル高!」って思いませんか?w
ぶっちゃけてしまえば
起業したい!複業したい!フリーランスをしたい!移住したい!
というのはやってみないとそれが「本当にやりたいことであるかどうか?」は分からないと思います。
サラリーマンと一緒です。
働いてみてはじめて「シゴトで自分自身がどうしてみたいか?」が分かる。
だからこそ、ハードルがもっと下がって「ゆる~く」やってみれる(挑戦できる)事が大事だと思います。
はじめ、別に複業をしたくて始めた訳ではなかったんです。
「本当は起業したかった。でもいきなりできないから」って理由で始めています。
確固たる信念なんて最初は持ち合わせていませんでした。
ただ、「やりたいことをまずはローリスクでやってみたい」と思い始めてみました。
しばらく複業でやってみて、起業してみたいと思い、気付けば会社を辞めていましたw
※そしてそろそろ1年が経ちます。
現実的なリスク面も当然考えるべきだとは思います。(ちゃんとリスクを見て、それと向き合うことは必要かと)
ただ、もっと「ゆるく」考えて、「ゆるく」行動をしてみてもいいのではないでしょうか?
ダメだったらまたやり直せばいいや。
というぐらいの気持ちを持つことも時には大事だと思います。
「きっちり」考えすぎて、何も行動できないよりも
「ゆるく」考えてみて、まずはやってみて、そこから考えてもいいと思います。
今ではやりたいことを試すチャンスは増えています。
まずは「ゆるく」一歩を踏み出して見るのもいいかもしれませんね。
【引用/参照】
◆福井新聞
都会女子、移住政策の常識は古い 人口争奪でなく循環【ゆるパブ】(福井新聞 2017年6月20日)
◆コトバンク
緩い
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